AMPへの対応は終了することにしました

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以前、AMP(Accelerated Mobile Pages)に対応し、モバイル環境での表示を高速化したのですが、メリットとデメリットを秤にかけた結果、AMPへの対応は終了することにしました。

AMPの最大のメリットは、モバイル環境での高速化にありますが、そもそも静的なWebサイトを運営している場合、WordPressのような動的なウェブサイトよりも高速で表示される傾向があります。

それでも、AMPページの方が高速で表示されるのは事実ですが、コンマ数秒程度の違いのため、そのメリットとデメリットを秤にかけた場合、自サイトの場合は終了した方がよいと判断しました。

AMPのデメリットでいえば、やはりJavaScriptが大幅に制限される点があると思います。ツールサイトのような、JavaScript主体で運営しているサイトの場合は対応が難しいでしょうし、広告についてもJavaScriptを使用している場合には制限されることになります。

さらに、正規ページとAMPページにて、2ページ分の対応が必要になるため、時間などの管理コストが増大する傾向にあります。

この点が非常に手間がかかると感じており、1ページ更新するのにも、1.3倍程度の手間がかかると感じました。

それでも、SEO対策上、AMP対応の有無がランキング要素になるのでしたら、また別ですが、直接的な影響はなく、高速化することによる間接的な影響しかないものと感じています。

また、カルーセルの表示など、AMPによる特典のようなものは存在するものの、単純に管理コストを下げ、更新頻度を高めた方が全体としてのパフォーマンスは向上する気もしています。

そのような理由にて、迷った末にAMPへの対応は終了することにしたのですが、出来るだけシンプルな形で運営していく予定でいます。