先日の経済財政諮問会議で会社員の副業を促進する改革案を提案したようですが、今後は副業OKの会社が一般的になってくるかもしれません。サラリーマンの平均年収がここ20年で50万円程度減少しており、働き盛りの年齢層では約200万円も減少しているといわれていますが、副業を促進することで収入を多くするという考えのようです。
ただ、実際にはサービス残業の多い会社が多いですし、アルバイトなどの副業を掛け持ちするとなった場合、精神的な負担がかかるため、あまり現実的ではないのかもしれません。副業の負担で本職がおろそかになり、出世に響いて年収が下がったりすると本末転倒です。
そうなると、ネットで稼ごうという人も出てくるかと思いますが、いわゆるアフィリエイトによる副収入を得ようと考える方も出てくるかもしれません。
けれども、アフィリエイトの副業は片手間でできるものなのでしょうか?
あくまで主観ですが、私は片手間でネットで稼ぐというのはかなり難しいものと思います。
といいますのも、アルバイトのように自分の時間や労働力を切り売りして稼ぐものではなく、広告サービスを売る事業になるわけですので、これはビジネスそのものだからです。「何十時間もかけて頑張ったのに、稼げたのは数千円…。」というケースは多々あり、稼ぐにはセンスや努力、精神力に加え、ウェブ作成のスキルなども必要とされます。
一からビジネスを組み立てる必要があり、それには自分の頭で考える必要があるのです。アルバイトの場合、言われたことだけやっていればいいので頭を使う必要はありませんが、アフィリエイトの場合は誰も稼いでいない分野でコツコツと取り組んでいく必要があります。
会社員の方でアフィリエイトによる副業を考えている場合、やればやるだけ稼げるというものではないので、その時間をアルバイトで稼いだ方が収入にはなると思います。今まで月給や時給で雇用されてきた働き方しかしていない場合、頭を切り替えてビジネスとして取り組まないと、多くの時間をかけても1円も稼げない結果になってしまう可能性があるので注意が必要です。