2019年2月 Archives

APIというのは「Application Programming Interface」の略ですが、サービスの提供元がプログラムを公開することで、ソフトウェアの機能を共有する仕組みのことです。

先日、Googleマップを利用した破産者マップが社会問題化しましたが、これはGoogleマップのAPIを利用したものでした。破産者の情報とGoogleマップの機能を紐づけし、破産者情報を地図上に表示するという使い方でした。

このケースではサイト運営者が総バッシングされてすぐに閉鎖されることにはなりましたが、GoogleマップのAPIは一般に広く利用されている便利な機能です。

ほかにも、TwitterやFacebookなど様々なサービスでAPIが公開されています。

このAPIの利点についてですが、何らかのサービスなりアプリなりを立ち上げる際、既に公開されているプログラムを利用することで一から開発しなくてもすむメリットがあります。

例えば、ポケモンGOのような位置情報ゲームを開発する際、ゲームのほかにマップ機能までを一から開発するとなると膨大なコストと時間がかかってしまいます。そのようなとき、GoogleマップのようなAPIを利用すれば、既に公開されているプログラムを利用することができるため、開発にかかる手間を大幅に削減することができます。

ほかにも、政府の統計情報などでは外部からデータを呼び出すことで解析できるAPIなど、様々なサービスで多くのAPIが公開されています。このAPIでプログラムの機能が共有されることにより、社会全体で開発の効率化が図られているといえるでしょう。

ちなみに、一般的なホームページ作成の場合でも、会社情報やお店の公式サイトなどでアクセス情報を掲載する際に、GoogleマップのAPIを利用して地図を表示するなどといった使い方もできるかと思います。機会があれば、利用されてみることをおすすめします。

ウェブフォントを活用する際、たいていはHTMLタグのヘッダー内に無料ウェブフォントサイトのURLを貼り付けておしまいといったやり方が多いかと思います。

無料ウェブフォントはGoogleフォントやモリサワフォントなどが人気ですが、手軽に利用できる反面、フォントが表示されるまでの時間が遅くなるといったデメリットがあります。

このフォントの表示が遅延する理由は、使わないフォントまで「フルセット」で利用しているからです。特に和文フォントの場合、一般的なサイトでは常用漢字ぐらいまでしか使わないかと思いますが、不必要なフォントもフルセットで使うとファイル容量が大きくなり、フォントの表示に遅延が生じてしまいます。

最低限、自サイトで使用している文字のフォントだけあれば事足りるわけですので、全部をフルセットでダウンロードする必要はありません。

この自サイトで必要なフォントだけを抜き出して利用することで、フォントのファイル容量が軽減するため、サイトの表示の遅延を解消することができます。これはフルセットに対して、サブセットといわれているものですが、一瞬の表示の遅延が気になる方はフォントのサブセット化にトライされてみることをおすすめします。

一般的には、woffなどのフォントファイルをサーバーにアップロードし、CSSで@font-faceを指定して表示させることになります。

ただし、サブセット化のプロセスで使用する文字の選定などが必要なため、何らかのツールが必要になりますが、ネット上に無料ツールなどが公開されているため、それらを使用して対応されるとよいでしょう。

前回のアクティブビュー向上委員会では、ロゴのサイズを小さくしてアクティブビューの改善に取り組んでみましたが、その効果はいまいちだったようです。

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第1回(ロゴ縮小による施策)
第2回(ページ分割よる施策)
第3回(広告掲載数の削減による施策)

そこで、第2回となる今回は長いページを分割することで広告アクティブビューの改善に取り組んでみました。

コンテンツが縦長の場合、広告が表示されるまでに離脱してしまう傾向があるため、アクティブビューが低下してしまう傾向があります。

Before

この長いページを2ページに分割して広告が表示されやすくするように改善してみることにしました。

After

この手法には是非があるかもしれませんが、長すぎたり、逆に短すぎるとSEO対策上のデメリットも出てくると感じているため、適切な長さに調節することをおすすめします。

当サイト運営者の場合、1ページのコンテンツ量が多い傾向があるため、ページが表示されるまでに時間がかかってしまい、結果としてページ上部の広告の表示されるまでにタイムラグが発生してしまう点に悩みがありました。

そのため、どちらかというとページの表示スピード改善の目的で分割することにしたのですが、結果的には広告が上部に表示されることで改善が見られたため、これは効果があったのではないかと感じています。

また、アクセス数も少し改善したように感じていますが、長すぎるコンテンツについては分割されてみることをおすすめします。

プログラミング言語の習得でウェブ学習をする際、アマゾンのKindle読み放題を利用して手当たり次第に教材を読んでいくのが効率的です。

「Kindle Unlimited」は読み放題で月額980ですが、教材が多数公開されており、HTMLやCSS、あるいはJavascriptやWordPress、Dreamweaverなどを体系的に学習することができます。

読みたい書籍を選んだあとは、Kindlw Cloud Reader、もしくはKindle For PCにて、教材とサーバーを開きながら実際に手を動かしつつ学習していくと理解度が深まります。

ただし、読み放題の対象となっている書籍は古いものが多く、最新の教材の場合は有料のケースが多いです。HTMLなどについて学習する際、無料の場合はxhtmlで説明されているケースも多く、最新のHTML5ではないこともあります。

そのような場合、せっかく学習しても実際には使えない知識となりますので、多少のお金を払っても有料の電子書籍を購入した方がよいかもしれません。

当サイト運営者の場合、HTMLやCSSについてはスラスラと読むことができ、特に目新しい情報はないことも多いですが、1冊に1個ぐらいは使える情報があったりしますので、時間があるときに無料版を手当たり次第に読んでいます。

一方で、インターネット上で参加できるウェブ学習スクールなどもありますが、授業料はわりと高額化する傾向にあります。まずはKindleなどで独学で学習してみて、大雑把にでもひと通りの内容を把握した上で受講した方が理解度もより深まることでしょう。

Yahoo!ジオシティーズが「2019年3月31日」にて終了になるとのことで、ホームページを移転することにしました。

去年の秋口にサービス終了になる旨の通知が来ていたのですが、すっかり忘れてしまっており、気がつけば残すところあと約1か月となっています。

ジオシティーズでは転送設定(※メタタグでの15秒リダイレクト)が用意されていますが、これを設定しておくだけでも移転したことを検索エンジン側に通知することができはずです。

さらに念を入れるのでしたら、個別ページごとにメタタグでの0秒リダイレクトの設定をし、検索エンジン側で移転が完了したことを確認したのち、最終的にジオシティーズ側で用意されている転送設定をすべきと思います。

ただ、個別ページごとに0秒リダイレクトを設定するのは手間がかかって面倒くさいため、ジオシティーズでのトップページの転送設定だけでもよいかとは思いますが、いずれにしても設定したのちに検索エンジン側でサイトの移転を確認する必要があります。

これを確認するには、設定してから数週間程度後ぐらいに「info:ジオシティーズのURL」でチェックするとよいでしょう。

表示された検索結果で新しいURLが表示されていたら、検索エンジン側で移転が認識されていることになります。一方、ジオシティーズのURLのままだった場合、まだ認識されていないことになるため、メタタグでの0秒リダイレクトなども検討してみるとよいかもしれません。

この転送も「2019年9月30日」までとなっているため、リンク切れの発生は避けられませんが、旧サイトへ貼られているリンクなどはできるだけ新サイトへと張り替えてもらうとよいでしょう。

いずれにしても、これらの設定自体は「2019年3月31日」までにする必要があるため、利用されている方は忘れずに移転しておくことをおすすめします。

データベースのパスワードを忘れてしまった場合、レンタルサーバー側で新しいパスワードを再設定するとCMSが動かなくなってしまうため避けた方がよいです。

そのような場合、WordPrssやMovableTypeなどのCMS側で以下のファイルを確認してみることをおすすめします。

WordPressの場合

WordPressの場合は「wp-config.php」のファイルの中身を確認することで調べることができます。ファイルマネージャーなどで「DB_PASSWORD」の箇所を直接確認されるとよいでしょう。

MovableTypeの場合

MovableTypeの場合は「mt-config.cgi」のファイルに記載されているはずです。こちらは「DBPassword」の箇所を確認してみるとよいでしょう。

「データベース名」や「データベース ユーザ名」については、サーバー側で確認することができますが、パスワードについては確認することができません。そのような場合、上記のようにCMS側のファイルを確認してみることをおすすめしあます。

ちなみに、この「config(コンフィグ)」というのは「configuration(コンフィギュレーション)」の略で、設定や構成、配置などといった意味の単語です。CMSで使われる場合、設定するためのファイルと考えておけばよいかと思いますが、パスワードなどを忘れてしまった場合はこちらのファイルを確認してみるとよいでしょう。

スマホ閲覧時のグローバルナビゲーションについてですが、この箇所のレスポンシブ対応にはパーセンテージによる設定などで何かと手間がかかるかと思います。

また、スマホでグローバルナビゲーションを表示させるとメインコンテンツの部分が押し下げられてしまうデメリットがあるため、私は今までずっと「display:none」で非表示にしておりました。

けれども、先日は少し時間があったため、レスポンシブウェブデザインに対応してスッキリ表示させてみたところ、その直後からアクセス数が急増する結果になっています。

約3割程度のアクセスアップに繋がったのですが、これまで「display:none」で非表示にしていた影響が大きかったのかもしれません。

この「display:none」のどの程度までがだめで、どの程度までならよいのかは不明ですが、当サイト運営者の感覚ではグローバルナビゲーション全体をカットさせるのは避けるべきと考えています。表示しきれないリストタグの1部分のみを省略するのは有りかもしれませんが、<nav>全体を非表示にするような設定は避けた方がよいでしょう。

この結果を踏まえ、管理している他の全てのサイトでも表示させるように変更したのですが、今月はアフィリエイト報酬が急増する結果になっています。

「display:none」のたった12文字を記載していたことにより、今までどれだけのサイト収益をふいにしてきたのかは考えたくもないですが、できるだけ、PCサイトとスマホでは同じ表示をさせておくことをおすすめします。